大人の矯正治療の流れ(本格的なワイヤー矯正治療)

治療期間と通院回数

一般的な治療期間は約3〜5年、通院回数は約36〜60回です。
※あくまでも目安であり、症状によって前後します。

1.初診相談(無料・要予約)

矯正治療を開始する前に、まずはじっくりと、患者様のお話しを伺うことから始めます。
どのような症状にお悩みで、最終的にどこをどのように治したいのか、また、本当に矯正治療をするのが望ましいのかをしっかりと話し合った上で、治療方針を検討します。 最適な治療方法とその費用や治療期間についても、しっかりとご説明します。

最終的な治療方針の決定は、精密検査の結果から判断いたしますが、初診相談を受けられたからといって精密検査の受診を強制することはありません。
他の矯正方法について知りたい方や、他院の治療方法と比較したいという方も、お気軽にご相談ください。

2.精密検査

矯正治療を行なうためには、精密な検査が必要です。
問診票を詳しくご記入いただいた上で、レントゲン写真、歯型の採取、顔や口腔内の写真撮影を実施します。
その結果を基に、治療の具体的な計画を立てます。

3.診断

診断結果に基づいて、治療方針や治療に必要な費用、治療期間などについてご説明します。
どのような歯並び・骨格で、どのように治療すれば良いのか、しっかりとご説明いたします。

4.歯みがき指導

治療後も美しく機能的な歯並びを保ち、ステキな笑顔で過ごしていただくために、正しい歯磨きが重要です。
歯科衛生士が、じっくりと時間をかけて、歯磨き指導を行ないますので、虫歯や歯周病など、歯やお口の病気を予防し、健康な生活を送っていただくお手伝いをいたします。

5.矯正治療

ブラケットという矯正装置を、歯に取り付けて、本格的なワイヤー矯正治療がスタートします。透明で目立ちにくい装置や、歯の裏側からの治療法もあります。
当院では、歯の裏側からの舌側矯正治療(リンガルブラケット矯正法)に力を入れております。
約1ヶ月に1回のペースでご来院いただきます。治療期間は、まずは3年前後が目安になりますが、症状によってはそれ以上になることもあります。
当院ではまず、できるだけ永久歯の抜歯を避けた治療を目標としていますが、あまりにもガタガタした状態や出っ歯がひどい場合、また口が閉じ辛いなどの症状がある場合には、それらを改善するためにやむを得ず、永久歯を抜くことをお勧めする場合があります。

6.保定・観察

歯に取り付けていた装置を外し、元に戻らないように保定装置(リテイナー)を装着して、きれいになった歯並びを維持・安定させる期間です。
年に3~4回程度ご来院いただき、歯の状態をチェックします。
保定の期間は、まずは3年が目安です。
その後は、ご自身で管理していただきます。