小児の矯正治療(第1期矯正治療)

第1期矯正治療の治療期間と通院回数

一般的な治療期間は約2〜8年、通院回数は約24〜50回です。
※あくまでも目安であり、症状によって前後します。

1.初診相談(無料・要予約)

治療を開始する前に、まずはじっくりと、患者様のお話しを伺うことから始めます。 どのような症状にお悩みで、最終的にどこをどのように治したいのか、また、本当に矯正治療をするのが望ましいのかをしっかりと話し合った上で、治療方針を検討します。
最適な治療方法とその費用や治療期間についても、しっかりとご説明します。

最終的な治療方針の決定は、精密検査の結果から判断いたしますが、初診相談を受けられたからといって精密検査の受診を強制することはありません。 他の矯正方法について知りたい方や、他院の治療方法と比較したいという方も、お気軽にご相談ください。

2.精密検査

矯正治療を行なうためには、精密な検査が必要です。
問診票を詳しくご記入いただいた上で、レントゲン写真、歯型の採取、顔や口腔内の写真撮影を実施します。
その結果を基に、治療の具体的な計画を立てます。

3.診断

診断結果に基づいて、治療方針や治療に必要な費用、治療期間などについてご説明します。
どのような歯並び・骨格で、どのように治療すれば良いのか、しっかりとご説明いたします。

4.歯みがき指導

歯科衛生士が、じっくりと時間をかけて、歯磨き指導を行ないます。虫歯を予防し、健康な生活を送っていただくお手伝いをいたします。

5-1.第1期矯正治療(成長期・永久歯が生え揃うまでの治療)

6歳~15歳くらいまで(最初の永久歯が出てから、永久歯が生え揃うまで)の成長期者様が対象です。
乳歯から永久歯へ生え替わる時には、歯並びに関する様々なトラブルが起こる可能性があります。
それを早期に治療(主にあごの成長や発育に対する治療)しておくことにより、成長と共にバランスの取れた骨格・歯並びになるようにします。

約1〜3ヶ月に1回の割合でご来院いただきます。
その後、経過観察し、次の段階の第2期矯正治療(本格的なワイヤー矯正)が必要であるかを判断します。

5-2.第2期矯正治療(永久歯が生え揃ってからの治療)

第1期矯正治療終了後の永久歯が生え揃ってからの治療です。

第1期矯正治療である程度理想的な改善が見られた場合は、第2期矯正治療が必要ない場合もあります。
ブラケットという矯正装置を、各歯に1個ずつ装着し本格的なワイヤー矯正治療がスタートします。
約1ヶ月に1回のペースでご来院いただきます。治療期間はまずは3年が目安です。

6.保定期間

歯に取り付けていた装置を外し、元に戻らないように保定装置(リテイナー)を装着して、きれいになった歯並びを維持・安定させる期間です。
年に3~4回程度ご来院いただき、歯の状態をチェックします。
保定の期間は、まずは3年が目安です。
その後は、ご自身で管理していただきます。